2020年4月20日月曜日

次の本が出来るまで その161

大塩の乱


唐突ですが大塩平八郎の話です。
天保八年、民衆が飢餓に苦しんでいるのを見かねた大坂町奉行所の元与力大塩平八郎は、門人を集め、米を買い占める鴻池、三井、山城屋など諸豪家の襲撃を計画しました。しかし密告により、蜂起当日に鎮圧されます。大塩は逃亡しますが一ヶ月後発見され、役人に囲まれる中、短刀と火薬で自爆しました。これが「大塩平八郎の乱」です。
この事件で大塩が逃亡中、各所に人相書が貼りだされました。

一、年齢 四十五六歳 (年は45,6歳)
一、顔細長ク色白キ方 (面長で色白)
一、眉毛細ク薄キ方 (眉は細く薄い)
一、眼細ク吊リ候方 (目は細くつり目)
一、額開月代青キ方 (額は広く月代は青い)
一、耳鼻常躰 (耳は普通)
一、背格好常躰中肉 (体格は中肉中背)
一、言語爽カニシテ尖ドキ方 (話し方は爽やかでハキハキしている)
其節之着用、鍬形甲着用、黒キ陣羽織其余着用不分(鍬形の甲に黒の陣羽織を着用)

似顔絵がついていたにしても、これで見つけられるとは思えないが。