2022年5月19日木曜日

次の本が出来るまで その239

 古いメモより


「神が望むなら」


エジプト人は決まって「神が望むなら」という。

別れ際「じゃ、また明日ね」とあいさつした後でさえ、必ず「神が望むなら」。

その理由が分かり始めた。理不尽なこの世界、明日のことなど分からないのだ。

ちっぽけな人間ごときには。(2005.8.13/中日新聞)



「明日こそ殺そう」


両親を殺して部屋に火をつけた16歳の少年の書き込み。

明日に希望をもてない若い人たちに共通する閉塞感。なんとかならないものか。



「バルセロナの夜」


スペインのバルセロナでは、全面真っ黒の中に小さく「バルセロナの夜」という文字だけが入っている絵はがきが売られていた、とラジオのDJが話していた。面白い。


※昔々のノートに書いてあったものです。