2023年11月14日火曜日

次の本ができるまで その292

 アガサ・クリスティがとまらない


久しぶりにミステリーでもと手に取ったアガサ・クリスティ。以来ずっと読んでいる。ポアロやミス・マープルはもはや親戚のような感じすらある。古書店に行っても無意識に赤いカバーの文庫本を探している。(100円以上のときは熟考する。)が、似たようなタイトルも多く、内容もたいてい大富豪がいて、その妻や兄弟、甥や姪、女中や知人など登場人物の設定が似ているので、読んだことを忘れて同じ本を買うこともしばしばある。大分読んだつもりだが、まだ先は見えない。

イギリス風のユーモアを感じさせる文章もあった。

政治家にとって言葉は事実を明確に表現するためのものでなくて、事実をあいまいにする手段である。


ことの真偽はべつとして、あらゆる人が著名な避暑地トーキーに伯母がいるといわれてきた。また同様な意味合いから、あらゆる人がマートンシャに少なくともまたいとこがいるともいわれる。               『ヘラクレスの冒険』より



※全部読むまで止められそうもない。どうする。