2024年1月15日月曜日

次の本ができるまで その297

『武玉川』ふたたび


先日ブックオフへ100円の本を探しに行ったとき、たまたま目についたのが田辺聖子さんの『武玉川・とくとく清水』。読みたかったので、迷わず買いました。400円。開けると扉に田辺さんのサインがあり、少し得した気分になりました。いくつか紹介します。



俯向けば言訳よりも美しき


      ◆


うつくしい女四十物すごき


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寝ていた前を合す稲妻


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腹の立つとき見るための海


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みどり子の欠伸(あくび)の口の美しき


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猟師の妻の虹に見とれる


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問はれてみれば見残した京


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素人へ近い女郎の顔淋し