2019年3月8日金曜日

次の本が出来るまで その123

考察


アリストテレスによれば、ヒュパンスの河辺にはたった一日しか生きない小動物がいるという。朝の八時に死ぬのは若死にで、夕べの五時に死ぬのは老衰の死である。こんな束の間のことを幸だ不幸だと考えるのを見て笑わないものがあるだろうか。
われわれの一生も、これを永遠に比べるならば、あるいは山や河や星や樹木やある動物に比べてさえも、やはり笑うべきことである。

※人生が短いのは分かる。