『幻住庵記』評釈
『幻住庵記』評釈です。芭蕉の文章だけだと短くて本にならないので、参考書を元に自分の程度にあわせて解説をいれました。しかし誰が読んでも面白いというものではありません。少数の読書家が本棚の奥の埃だらけの文庫本を取り出すきっかけになればと思っています。
二つなき翁なりけり此の道におきなといへば此の翁にて 本居宣長
元禄三年四月、門人曲水の叔父、幻住老人が以前住んでいた石山の奥の小庵を訪ねた芭蕉は、山中の風物がたいそう気に入り、ここを「幻住庵」と名づけ仮の住居としました。移り住むこと半年、悠々自適の心境や日常のありさまをさびた文章にしたためました。数多くある芭蕉の俳文の中で『幻住庵記』は『奥の細道」と並ぶ名文といわれています。
※コロナが落ち着いたら一度訪ねてみたいと思っています。
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