なんとなく覚えている話
ヨシオ君
ヨシオ君はいわゆるハーフである。
お母さんがドイツ人で、彼の美しい金髪とトビ色の瞳はそれを見事に受継いでいる。
保育園に通う息子と同い年であり、家も近いので、よく遊びに行ったり来たりしていた。
お正月に彼を見た。
私は車を降り家へもどる途中、少し離れたところにから彼に声をかけた。
「ヨッチャーン、あけましておめでとうーー!」と言うと
ヨシオ君は、こちらに向かって大きな声で
「アリガトーー!」と言ってペコリと頭を下げた。
※もう30年前のことですが印象に残っていたので書き留めていました。
0 件のコメント:
コメントを投稿