『定義集』2
戦 争
戦争は国家の疫病であり正義の墓場である。
武器にとりかこまれた法は沈黙する。
武器にとりかこまれた法は沈黙する。
大部分の民衆はこれを呪い、平和を希求しているのだ。
そして常に民衆の不幸の上に呪わるべき繁栄を温存する少数者のみが、
戦乱を望むのである。
彼らの非人間性が、かくも多くの善良な人々の意志にまさるべきであろうか?
過去をかえりみるがよい。
条約や姻戚関係や暴力や復讐は、現在にいたるまで何一つとして
確固不易なものを築きえなかったことがわかろう。
危険の防止には寛容と好意ほど確かなものはないことがわかろう。
危険の防止には寛容と好意ほど確かなものはないことがわかろう。
戦争は新たな戦争を招き、報復を呼び、不寛容は不寛容を生むのである。
エラスムス『平和神の慨(なげ)き』
