本屋さんにはない昔の作家の埋もれた作品や、気に入った言葉を集めたものを 手キン(アナログの印刷機)で印刷して小さな本を作っています。
2019年6月26日水曜日
漱石『モナリサ・懸物』
『モナリサ・懸物』 夏目漱石
漱石の短編集『永日小品』より「モナリサ」と「懸物」の2作を選びました。「モナリサ」は古道具屋で買ってきた薄汚れた複製画(モナリザ)をめぐるあれこれ、モナリザもダビンチもまだ知られていない当時の見方が面白かったので選びました。「懸物」は死んだお婆さんの三回忌に墓を建てるため家宝の掛軸を売りにゆく年寄りの話です。両方とも古物を扱った黴臭い物語ですが、私はこんな話が好きです。
※函にいれてみました。題字はいつもの中村不折。
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