2026年7月11日土曜日

佐藤春夫『街上小景』

 『街上小景』佐藤春夫

短編集「佐藤春夫十年集」より『街上小景』を選びました。
 ある晴れた日曜日。銀行の前で三、四歳の子供を連れた視覚障害者の男女が箏を弾き歌を唄っていました。 子供の腰に縄をつけ、その端を女が掴んでいます。 曲が終った時、誰かが銅貨を投げました。 その音を聞いた女は縄を引いて子供に知らせると、子供はよちよちと銅貨に近づき、それを拾って、父親の麦藁帽子に入れました。なるほど、そういうことかと見ていると、その後事件が……。


※「執務室 笑顔の面が 捨ててある」先日久しぶりに万能川柳に投稿したものです。
ちょっと面白いかなと思いましたが、不採用だったようです。