『エセー』より
最も思いがけない、短い死。短い死は、人生の最高の幸福である。
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彼はよい評判よりも、むしろ大きな評判を欲していた。
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過ぎ去る年は、一つずつ、われわれの幸福をわれわれから奪う。
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死はなるほど人間の一生の最も注目すべき行為であるが、われわれは死に際しての他人の覚悟を判断するときに、つぎの一つのことを見失わないようにしなければならない。それは、「人はなかなかこの最後の時に来たと思わない」ということである。これが最後の時だと決心して死ぬ人はほとんどない。また、このときほど、希望のごまかしがわれわれを欺くことはない。
希望はたえず耳元で笛を吹く。「他の人たちはずっと重い病気だったのに、死ななかった。お前が思うほど絶望的ではない。もっと悪いばあいにも、神様はいろいろ奇蹟を示してくださった。」これはわれわれが自分のばあいをあまりに重大に考えすぎるところからおこる。
モンテーニュ(1533-1592)
※思い残すことがないように。
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