2024年3月14日木曜日

次の本ができるまで その302

トップページ ちょっとうごくやつ2

前回に続いて掲載します。8年ほど前のものです。


※懐かしいだけで掲載しました。未熟です。

2024年3月4日月曜日

次の本ができるまで その301

 トップページ ちょっとうごくやつ


随分前のものです。そして雑です。作り方も忘れました。


2024年2月22日木曜日

次の本ができるまで その300

 たとえ話


 ある男が宮殿に近づく。たったひとつの入口には、気性の荒いフン族の番兵たちががんばっていて、ユリウスという名の人間しか通してくれない。男は番兵たちを買収するために、チキン一等肉一年分を差し上げますと申し出る。むこうは、男の申し出をせせら笑うでもなく、受け入れるでもなく、ただ、男の鼻をつまんで、蝶形ナットのようにねじり上げる。男はぜひとも宮殿の中に入れてもらいたい。皇帝陛下の下着の替えを届けにきたのだから、と訴える。それでも番兵たちに拒絶されて男は、チャールストンを踊りはじめる。番兵たちはこの踊りが気に入ったようすだが、まもなく連邦政府によるナバホ・インディアンの取り扱いのことで、機嫌を悪くする。息もたえだえで、男はばったり倒れる。とうとう皇帝にお目通りもかなわず、八月にスタインウェイの楽器店から借りたピアノの賃貸料、六十ドルを溜めたまま、男は死ぬ。


ウディ・アレンのたとえ話』という短文です。短篇集『僕の副作用』(1981年、CBSソニー出版)、または『これでおあいこ』(同)のどちらかに載っていました。(手元に本がないので確認できません、不悪)

2024年2月13日火曜日

次の本ができるまで その299

 私事ながら

以前何度か載った毎日新聞「万能川柳」に、ときどき投稿しています。しかし、うまくできたと思えるものはなく、どれも着眼点が平凡だったり、言葉が消化不良だったりで選ばれなくて当然と思っていました。今回はどういう風の吹きまわしか掲載されました。謎です。

※「お子たちは元気ですかと知らぬ人」

 「セクシーに見えぬ真冬の超ビキニ」

 「でもママは言ったらダメよと言ってたの」

2024年2月4日日曜日

里見弴『椿』

 『椿』里見弴

里見弴は、人情の機微を描く心理描写と会話の巧みさで、晩年まで長く活躍した作家です。川端康成が自著『新文章読本』で『椿』を短篇の名作として取り上げていました。内容はシンプルです。叔母と姪(30歳ぐらいと20歳)が布団を並べて寝ていた夜中、瓶に挿してあった椿の花が突然のポトッと落ちました。この音に驚いた二人の様子が描かれています。

※『百年小説』(ポプラ社)にも載っています。

2024年1月25日木曜日

次の本ができるまで その298

 ウディ・アレン『羽根むしられて』よりほんの一部


 インドの賢者が妖術使いと賭けをした。彼は、魔法ごときにたぶらかされる自分ではないと言い張った。それを受けた妖術使いは、賢者の頭をたたき、彼を一羽の鳩に変えてしまった。鳩は窓から飛び立ち、マダガスカルめざして飛んでいった。荷物はあとから送らせることにした。

 これを見ていた賢者の妻は、妖術使いにたずねた。何でも黄金に変えることができるのか、もし、できるのなら、自分の弟を現金三ドルに変えてほしい。そうすればきょうという日も無益な一日ではなかったことになるというのである。

 妖術使いは言った。その秘術を学ぶには、世界の四方に旅に出なければならない。しかし、出かけるには季節外れがよい。なぜなら、シーズン中は四方のうち三方までが予約でいっぱいだからである。

 女はしばし考え、聖地(メッカ)へ巡礼の旅に出た。ストーブは消し忘れたままだった。十七年の歳月が過ぎ、彼女はラマの高僧の接見を得て帰郷し、すぐさま生活保護を受ける身の上となった。

(以上の物語は、我々が小麦を持つようになった経緯を述べた一連のヒンズー神話の一篇である:著者注)。


※『羽根むしられて』(CBSソニー出版、1981年)。面白い一冊。昔の筒井康隆氏を思い出した。

2024年1月15日月曜日

次の本ができるまで その297

『武玉川』ふたたび


先日ブックオフへ100円の本を探しに行ったとき、たまたま目についたのが田辺聖子さんの『武玉川・とくとく清水』。読みたかったので、迷わず買いました。400円。開けると扉に田辺さんのサインがあり、少し得した気分になりました。いくつか紹介します。



俯向けば言訳よりも美しき


      ◆


うつくしい女四十物すごき


      ◆


寝ていた前を合す稲妻


      ◆


腹の立つとき見るための海


      ◆


みどり子の欠伸(あくび)の口の美しき


      ◆


猟師の妻の虹に見とれる


      ◆


問はれてみれば見残した京


      ◆


素人へ近い女郎の顔淋し




2024年1月8日月曜日

次の本ができるまで その296

 『悪魔の辞典』 A・ビアス


【災難】さい-なん

〘名〙この世の中のことは、何によらず、人間の定め得るところのものではないということを、並外れて、と言い得るほど明瞭かつ明白に、改めて教えてくれるもの。災難には、自分自身にとっての不幸と、他人にとっての幸運と、この二種類がある。


※普段なら“確かに”と納得するところだが、北陸の状況などを思うと心底笑えない。


Head of a woman called “La Scapiliata”

レオナルド・ダ・ヴィンチ1492 ca.-1501 ca.


2024年1月1日月曜日

次の本ができるまで その295

 2024年


ともかくも、あけましておめでとうございます。


今年こそいい年でありますように。(期待していませんがね)

2023年12月20日水曜日

次の本ができるまで その294

『俳諧武玉川』より短句(七七)をいくつか



津波の町の揃う命日


     ❖


闇のとぎれるうどん屋の前


     ❖


恋しいときは猫を抱きあげ


     ❖


大人は唇子供は乳房


     ❖


女の誉める女すくなし


     ❖


八十七は欲の出る年


     ❖


白いところは葱のふともも



※いまも十四字詩として残っていますが、軽妙な付句とは違いより詩的になっています。

2023年12月7日木曜日

魯迅『孔乙己』

 『孔乙己』魯迅

 中国近代文学の父といわれる魯迅は、留学生として来日し、仙台医学専門学校で医学を学びましたが、途中から文学に転向しました。7年後帰国した魯迅は『狂人日記』を発表、続いて『孔乙己』と『薬』を「新青年」に寄稿し文学者としての一歩を踏み出します。

 『孔乙己(こういっき)』は酒好きのインテリで、科挙に挑みますが受からず、やがて生活が困窮し盗みをはたらくようになります。しばらく酒場に姿を見せないので店主が周りに訊くと、盗みに入った家の者に見つかり、殴られたうえ両足を折られたとのことでした。しばらくたったある日、店先で「熱燗を一杯」と声がするので出て見ると……

※こういう話は寒いときに読むと余計身にしみます。

2023年11月28日火曜日

次の本ができるまで その293

 西田幾多郎のうた

先日新聞に西田幾多郎の歌についての記事が載っていました。以前紹介しましたが、今回改めていくつか掲載します。哲学の世界では偉大な足跡を残した西田ですが、家庭的にはあまり幸福な人生ではなかったようです。病弱な子供や妻を亡くした思いを詠んだ歌は、シンプルがゆえ心に響くものがあります。

※「次の本が出来るまで その62」でも紹介しています。

2023年11月14日火曜日

次の本ができるまで その292

 アガサ・クリスティがとまらない


久しぶりにミステリーでもと手に取ったアガサ・クリスティ。以来ずっと読んでいる。ポアロやミス・マープルはもはや親戚のような感じすらある。古書店に行っても無意識に赤いカバーの文庫本を探している。(100円以上のときは熟考する。)が、似たようなタイトルも多く、内容もたいてい大富豪がいて、その妻や兄弟、甥や姪、女中や知人など登場人物の設定が似ているので、読んだことを忘れて同じ本を買うこともしばしばある。大分読んだつもりだが、まだ先は見えない。

イギリス風のユーモアを感じさせる文章もあった。

政治家にとって言葉は事実を明確に表現するためのものでなくて、事実をあいまいにする手段である。


ことの真偽はべつとして、あらゆる人が著名な避暑地トーキーに伯母がいるといわれてきた。また同様な意味合いから、あらゆる人がマートンシャに少なくともまたいとこがいるともいわれる。               『ヘラクレスの冒険』より



※全部読むまで止められそうもない。どうする。

2023年11月5日日曜日

次の本ができるまで その291

 シェークスピア『ソネット集』より

ソネット(十四行詩、Sonnet)とは、14行から成るヨーロッパの定型詩で、ルネサンス期にイタリアで創始されました。のちに英語詩にも取り入れられ、代表的な詩形のひとつとなりました。シェイクスピアが用いた形式はシェイクスピア風ソネット、シェークスピア風十四行詩と呼ばれています。(Wikipedia)

18番を掲載します。



※上は岩波文庫版、まんなかは坪内逍遥の訳(昭和9年)、いちばん下は原文です。韻についてはよくわかりませんが、人生を知る人の言葉は的確です。

2023年10月30日月曜日

次の本が出来るまで その290

なんとなく覚えている話


ヨシオ君


ヨシオ君はいわゆるハーフである。

お母さんがドイツ人で、彼の美しい金髪とトビ色の瞳はそれを見事に受継いでいる。

保育園に通う息子と同い年であり、家も近いので、よく遊びに行ったり来たりしていた。

お正月に彼を見た。

私は車を降り家へもどる途中、少し離れたところにから彼に声をかけた。

「ヨッチャーン、あけましておめでとうーー!」と言うと

ヨシオ君は、こちらに向かって大きな声で

「アリガトーー!」と言ってペコリと頭を下げた。


※もう30年前のことですが印象に残っていたので書き留めていました。

2023年10月16日月曜日

次の本が出来るまで その289

 S・モーム『作家の手帖』(3)


これで最後にします。


 僕はロンドンから着いたばかりだった。食堂へはいって行くと、年取った伯母がテーブルに向って仕事をしている姿が見えた。僕は近づいてその肩に手をかけた。伯母はちょっと叫び声を立てたが、僕だと分ると飛び上り、やせた腕を僕の頸へまわしてキスした。
 「まあ、まあ、お前」と彼女が言った。「もうきっとお前には逢えまいと思っていたんだよ」それから吐息して年老いた傷ましい頭を僕の胸にもたせかけた。
 「とてもからだがいけなくてね、ウイリー。もうじき死ぬのが分るよ。冬はとても越せないよ。伯父さまを先に見送りたいものと思ってたけどね。それだと、わたしの死ぬのを、お悲しみにならずにすむんだのにね」
 僕の眼に涙があふれ、頬を伝って流れ落ちた。それからやっと、僕は夢を見ていたことに気付いた。伯母は二年ほど前に死んでいた。しかも、伯母がまさに死の美しい眠りに入ろうとする直前に、伯父は再婚していた。 


                    ❖


 彼は成功した法律家であったが、その彼が自殺したので家人も友人たちもびっくりした。
 快活な精力旺盛な男で、彼にかぎってそんなことはよもやあるまいと思われていたからだ。
 彼は人生を享楽した。賤しい生れだが、戦争中の勲功によって従男爵に叙せられていた。彼は一人息子を大事にし、また可愛がった。
 この息子は自分の位階を継ぎ、自分の職業を継ぎ、国会へ出て名を挙げてくれるだろう。
 誰も自殺の原因を推測できなかった。彼は過失死と見せるような死に方をしていたが、全く彼にかかるほんの些細な一事さえ無かったら、過失死と考えざるを得ない位である。
 彼の妻が、相当彼の心痛の種だったことはたしかであった。彼女は月経閉止期で、すこし脳へ来ていた。精神病院へ入れるほどの気のふれ方ではないにしろ、たしかに正気ではなかった。はげしい憂鬱症にかかっていた。
 皆は彼女に、夫が自殺したとは云わず、ただ自動車事故で死んだと報せた。彼女は案外平気であった。それを伝える役目は彼女の主治医が果たしていた。
 「まあ、ありがたいこと。いい時にあのひとに話しておいたものですわ」と彼女は云った。「もし云っておかなかったら、私、一生心が休まらないところでしたわ」
 医者はどういう意味かと尋ねた。一と時経ってから彼女の語ったことは、彼があれほど溺愛していた息子、彼のすべての希望が託されていた息子、その息子が彼の子ではないと、夫に打ち明けたばかりであったというのだ。

※あらすじだけですが、プロフェッショナル作家のストーリー性が感じられます。
下のような表紙を考えていました。いつか作るかも知れません。

2023年10月5日木曜日

次の本が出来るまで その289

 S・モーム『作家の手帖』(2)


前回に続いて2作紹介します。


                    ❖


 彼は船荷会社の書記であった。十四の歳から二十二年間、同じ会社で働いた。
 二十八で結婚したが、細君は一、二年で病気にかかり、それなり不治の病人になっていた。
 彼は献身的な夫であった。彼が保険印紙を盗みはじめた。
 彼はそれで細君にうまいものをいささか買ってやれたとは云え、それは特に金が欲しいからというのではなく、自分を雇い主が信用しているほど実直な、信頼できる社員でないと考えるのが愉快だったためである。
 するうち彼の盗みが発覚した。彼は解雇されるだろうと思い、またおそらく監獄へ入れられるだろうと思い、そうなると誰も妻の世話をみてくれる者が無いと考えて妻を殺した。
 彼女が死んだのを見て、その頭に枕をあてがい、からだには立派な羽根ぶとんを着せた。
 それから妻の可愛がっていた犬を獣医の所へつれて行って、苦しまずに殺してくれるように頼んだ。自分でそれを殺すにしのびなかったからである。
 彼は警察へ自首して出た。


                    ❖


 死にかかっている詩人がいた。
 彼が重症なので、面倒を見てやっている友人は、彼の妻に電報を打った方がいいと思った。
 彼の妻はへぼ画家で、ロンドンのある小さなギャラリーで自分の個展を開くために行っていた。友人がその細君を呼んだことを告げると、病人は憤った。「なぜ君は僕を安らかに死なせてくれないんだ?」と叫んだ。
 誰かが彼に、籠に入れた桃を贈ってあった。「あいつがここへ来たら、まずすることは一番いい桃をさがすんだ。それからそれを食べながら、自分の事を喋り出し、ロンドンでは成功だなんて云うにきまってるんだ」
 友人は彼女を停車場へ迎えに行って、アパートメントへ連れて来た。
「まあ、フランシスコ、フランシスコ」と、部屋へはいるなり彼女が云った。彼の名はフランシスだが、彼女はいつもフランシスコと呼んでいた。「大変なことになったわね! おや、見事な桃ですこと。どなたが下さったの?」彼女は一つ選んで、そのみずみずしい果物にかぶりついた。「内見をやったんですけどね、名のある人がみんな来ましたわ。大成功よ。絵は誰もがみんな讃めてくれてよ。あたしをとりまいてね。すばらしい才能だって云うことなのよ」
 彼女は喋りつづけた。ついに友人が、もうおそいから御主人を眠らせなければいけないと云った。「あたしがくたくたよ」と彼女は云った。「ひどい旅行だったわ。一晩中腰かけっぱなしよ。やりきれなかったわ」
 彼女はベッドわきへ行って病人にキスしようとした。彼は顔をそむけた。

※このストーリーに肉付けして小説に仕上げるのでしょうね。知らんけど。

2023年9月28日木曜日

次の本が出来るまで その288

 S・モーム『作家の手帖』


S・モームは好きな作家の一人です。おなじみの濃紺と薄緑の文庫本の中に『作家の手帖』という一冊があります。作家が興味を持った人や事件を書き留めたいわばネタ帳です。前にもいくつか紹介しましたが、今回も2作紹介します。


                    ❖


 飢えに追われたあるイタリア人がニューヨークに来て、手続きをした上で街路の仕事にありついた。
 彼はイタリアに残してきた妻に恋恋とした。自分の甥が妻と一緒に寝ているという噂がつたわってきた。
 彼はカッとした。だがイタリアへ帰る金がないので、甥に手紙をやり、ここではよい賃金がとれるからニューヨークへ来いと云ってやった。
 甥はやってきた。彼が到着した夜、夫はその甥を殺した。彼は検挙された。
 妻がその裁判へ呼ばれた。彼女は夫を救いたいために虚偽の申し立てをした。その甥が自分の恋人だったのだと。
 男は入獄の判決を受けたが、そう長くならないうちに仮出獄の許可を得た。妻は彼を待っていた。
 彼には、妻が自分にたいして何も不義をしなかったのだと分ったのであったが、しかし彼女があのような申し立てをしたについて、いかにもそれが事実だったように、彼の名誉心の上に重くのしかかった。それが苦痛の種になり、彼を辱めた。
 彼は妻をひどく責めつづけた。彼女にはどうする術もなく、しかも彼女は彼を愛していたために、ついに絶望して自分を殺してほしいと云った。
 彼は彼女の心臓へナイフを突きさした。
 名誉心が満たされた。


                    ❖


 彼等は二人とももう死んでしまった。
 彼等は兄弟であった。兄は画家、弟は医者。兄は自分が天才だと信じていた。
 彼は尊大で短気で見栄坊で、そして弟を俗物の感傷家だと軽蔑した。
 しかし彼には現実に一文の収入もなく、弟からもらうお金が無かったら飢えるにきまっていた。奇妙なのは、態度や要望が熊のように無骨なのに、彼の描くものと云えば美々しい絵なのである。
 時々彼が個展を開くときまって二枚だけは売れる。それ以上には決して売れなかった。
 遂に弟は、兄が結局天才ではなく二流画家にすぎないと悟りはじめた。結局彼が払ってきた犠牲が彼には手痛かった。彼はこの発見を黙って自分の胸に秘めた。
 そのうち彼は死んで、所有品はすべて兄に残された。兄は弟の家から、過去二十五年間に誰か知らぬ買手へ売った絵を全部見つけ出した。
 最初彼は、理解できなかった。そのわけをとくと考えた末にやっと解釈がついた。
 ──あのこすからい弟め、一と儲けしようとたくらんでいたんだな。

※これらを輯めて次の本にしようと思っていましたが、気が変わりました。ここで何回かに分けて掲載します。

2023年9月23日土曜日

次の本が出来るまで その287

谷崎潤一郎の歌


『谷崎潤一郎家集』(湯川書房)より 何首か紹介します。



※どうも自分の選択がよくないような気がしています。

2023年9月14日木曜日

ジョナサン・スウィフト『死なない人たち』

『死なない人たち』 ジョナサン・スウィフト


『ガリバー旅行記 第三篇 飛鳥(ラピュタ)第4章 死なない人間』よりストラルドブラグの記述を一冊にしました。以前に(次の本が出来るまで その250)でも紹介しています。
一度ブログで紹介した記事を本にするのは初めてのことですが、古い材料を使いまわしているような気分で、心楽しまずといったところです。

※わたしは「長生きなんてしたくない」と言いながら毎朝血圧を測っています。

2023年9月6日水曜日

次の本が出来るまで その286

与謝野晶子 

『晶子秀歌選』より京都を詠んだ歌を6首掲載します。


※薄暗い京の町並が眼に浮かびます。以前にも掲載していたらごめんなさい。