2015年11月20日金曜日

次の本が出来るまで その13


字が上手な人がうらやましい。その人柄まで尊敬できそうな気がしてくる。反対にとびきりの美人が何とも情けない字を書いていると、見てはいけないものを見せられた気持になる。自分に限って言えば、もともと下手な字が年とともにさらに下手になるようで、とくに縦横の線がまっすぐ書けない。ゆっくり書けば震えるし、早く書けば殴り書きのようになる。
細い筆で美しい字が書けたら毎日でも誰かに手紙を書くと思う。いややはり面倒で誰にも書かないかもしれない。