2019年2月23日土曜日

次の本が出来るまで その121

俳諧の妙


服部元好という医者の家が火事で全焼した時、誰かが 

「お医者さん家の黒焼何になる」


と茶化すと、元好は澄まして

「大工左官の腹薬なり」


と応えたという。

※落語のルーツがこのあたりに。

2019年2月18日月曜日

ボードレール『パリの憂鬱』

『パリの憂鬱』ボードレール


ボードレールは18世紀のフランスの詩人で「近代詩の父」といわれています。『パリの憂鬱』は散文詩と呼ばれる新たなジャンルを切り拓いたもので、韻律も脚韻もない散文形式で近代人の孤独と憂鬱を語り、ランボー、ヴェルレーヌ、マラルメら後の詩人たちに大きな影響を与えました。


※カバー写真はもう少しセピア色の予定だったのですが…。