2017年1月13日金曜日

次の本ができるまで その43

加賀の國に立花北枝(たちばなほくし)という俳人がいた。

北枝は金沢の大火で自分の家が焼けた時、芭蕉に一句を送ったという。


 焼けにけりされども花は散すまし


その後運悪く再び火災にあい、この時に『家見舞』という集が作られた。その中に


 焼けにけりされども桜さかぬうち 


の一句があるという。


※原本を読んだわけではないので真偽のほどは定かでありません。不悪