2018年8月1日水曜日

北条民雄『続癩院記録』

『続癩院記録』


北条民雄略歴

大正3年9月22日朝鮮京城に生まれた北条民雄は、昭和9年19歳のときにハンセン病を発病し東京東村山の全生病院に入院する。闘病生活のなかで文学に情熱を傾け、入院当初の異様な体験を描いた「いのちの初夜」が川端康成の推挙で「文学界」に発表され注目をあびる。その後も小説や随筆を発表、絶えず死と向き合いながら、ハンセン病患者としての宿命を直視し続けたが、37年腸結核により24歳で急逝した。(コトバンク)

社会から隔離された環境の下、必死で生きようとする患者たちの様子を、同じ病に苦しむ作家が描き出した『続癩院記録』。外部の者には想像できない日常が語られます。



※生産性語る女のあさはかさ

2018年7月30日月曜日

次の本が出来るまで その100

年号



時間大観の歌(一)

時永劫に比べては 千歳も須臾に異ならず 見よ百年の後の世を 汝もあらず吾もなし 共に生れて共に逝く 生死の旅の友なれば 世の人々のなつかしや

時間大観の歌(二)

かの光陰は矢の如く 百年後は明日ぞかし ああいかにせんいとほしや あのなつかしき人々も 一人残らず悉く 明日は墓場に行くべきを 吾も墓場に急がでや 百年後を偲びつつ