2022年7月31日日曜日

ドーデ『嘘をついていた女』

 『嘘をついていた女』 ドーデ


作者のアルフォンス・ドーデ(1840~1897年)は、『月曜物語』や『風車小屋だより』で有名な19世紀のフランスの作家です。

今回の『嘘をついていた女』は、『世界の文学52  フランス名作集(中央公論社)』に掲載されていたものです。割り切れない感じの結末が印象に残り作りました。


画家である主人公が美しい女性と出会い、愛し合って一緒に暮らし始めます。彼女は名門の血筋で、服装や動作も洗練されていて、知的で教養もある素晴らしい女性でした。主人公はそんな彼女との新婚生活を幸せに過ごしていましたが、ある日、彼女が思い病気に罹ったことがきっかけで、いろいろな嘘が明るみにでてきました……


 ※ミステリーのような読後感。