2020年3月2日月曜日

泉鏡花『迷子』

『迷子』泉鏡花


『迷子』はタイトル通り、町のちょっとした事件がテーマです。

お考が歩いていると道で人だかりがしている。のぞいてみると女の子が迷子になったらしい。大人たちがあれこれ訊くが泣くばかりでいっこうに要領を得ない。お考はその様子を見て可哀想でたまらなくなり、ある決心をする……。

時代の雰囲気を感じさせる描写と、人の温かさを感じる短編です。

 
 
 

※地味な本になりました。