2019年4月1日月曜日

フレデリック・ブウテ 森鷗外訳『橋の下』

『橋の下』フレデリック・ブウテ 森鷗外


物乞いをして暮らす「一本腕」は橋の下で寝起きしている。雪の降るある日、いつものように帰ってくると見知らぬ老人がいた。穴だらけの外套を着、白い髭を生やした男は「一本腕」と同じ境遇のように見えた。老人は横になったまま「一本腕」が手にした一切れのパンを物欲しげに見ている……。



※都会では今もありそうな話です。