2016年4月6日水曜日

次の本が出来るまで 17

当たり障りのない話でお茶を濁します。
本を読んでいるとこんな文章がありました。

金、三両。
右、馬代、
くすかくさぬか、こりゃどうじゃ、
くすというならそれでよし、
くさぬにおいてはおれが行く、
おれが行くには、ただおかぬ、
かめが腕には骨がある。

※くす=返す

馬方の亀という男が、馬を三両で売りました。ところが相手の男が、容易に金を払わない。そこで出したのがこの手紙。要件だけを伝える簡潔な手紙の例として載っていたものです。