2017年2月25日土曜日

次の本が出来るまで その51

役にたたない話


中国では昔(今でもそうかもしれませんが)

十人の中で秀でた者を「

百人の中で秀でた者を「

千人の中で秀でた者を「

万人の中で秀でた者を「

と言ったという。


※古いノートの隅に書き留めてあったもの。出処は不明です。

次の本ができるまで その50

志賀直哉氏のことば



その小説がいいか悪いかという判断は読んだ後に残る感じが一番正しい。
自分にはこれ以外の尺度はない。


更にそれから生まれるもののなき博学は下らない。
知識のコレクションに過ぎない。
読んだだけ、聞いただけが只残って行くという意味の物知りがある。
これは智慧というものにはならない。


気持の悪い想像
よく煮立てた牛乳のコップが私の前に置いてある。
私はそれに緑青をふいた二銭銅貨を二ついれ、よくかき回して飲まねばならぬ。どうもたまらぬ。


2017年2月23日木曜日

次の本が出来るまで その49

七十二候(しちじゅうにこう)


雨水から啓蟄まで


※立春がいつのまにか過ぎていました。