2015年6月15日月曜日

次の本ができるまで その5

本を作り始めた頃、どうしたら活版印刷の雰囲気が出せるだろうかと考えました。見本にしたのは志賀直哉の「山荘雑話」、同じく「身邊記」、芥川の「子供の病気」です。それぞれ書体も組み方も違うので同じような書体を使って組んでみました。右は本をスキャンしたもの、左は真似て組んだものです。漢字やかなを微調整すると雰囲気だけは伝えられると思いました。結論からいえばやはり印刷方法の違いが大きいと思います。やや専門的な話になりました。不悪。

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