2015年9月11日金曜日

次の本ができるまで その11


前回掲載した「襤褸(ぼろ)」の残りを載せておきます。写真は褞袍(どてら)でしょうか。もとの生地が分からないほど修理してあります。たぶんそうしてでもこれを着る必要があったのでしょう。一針一針に込められた思いがひしひしと伝わってきます。「芸術」とは対極の、生きていくための地味な仕事ですが、じっと見ているとおごそかな気持ちになるのは私だけでしょうか。


正面 おもて
正面 うら


背面 おもて
背面 うら
風呂敷


※襤褸の美しさを教えて頂いた額田晃作さまに心より敬意を表します。

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