2015年12月11日金曜日

貝原益軒の辞世、勝海舟の弔辞

昔の本に名文として紹介されているものを掲載します。貝原益軒の辞世文と勝海舟が亡友山岡鉄舟を吊うた辞です。いずれも無駄のないいい文章だと思います。そのほかに近松門左衛門の経歴文というのがあり、この三つはよくセットで載っています。これらは私にとって「あたりかまわず大声で読みたい日本語」でもあります。実際に人前で読んだことはありませんが…。



心曲=心に思うことのすべて
存順没寧=存に順い、没に安んずる
朝聞夕死=朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり
徳業=徳をたてる事業。善にすすむ所業
夙志=幼少・若年のころからの志


塵世=汚れた世の中。俗世間
至愚=非常におろかなこと

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