本屋さんにはない昔の作家の埋もれた作品や、気に入った言葉を集めたものを 手キン(アナログの印刷機)で印刷して小さな本を作っています。
2019年10月14日月曜日
菊池寛『母』
『母』菊池寛
菊池寛の『母』です。この短編は独立したものではなく、設定や時代も違う四つの連作「父、母、妻、子」の中の一篇です。
幼いころの出来事をきっかけに母に対して複雑な思いを持ちつづけている清三は、
母の葬式に出るため郷里に向かいます。そこには門司の伯父が……
今ごろなぜ菊池寛なのか。一言でいえば彼の短編小説が好きだから。今回の作品もごく短いものですが、強く印象に残りました。無駄な描写がなく、短編小説のお手本のような作品だと思います。
※何があったのか。そう、そんな事です。
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