2016年10月24日月曜日

次の本が出来るまで その36

芭蕉の附合集からひとつ紹介します。
「やさしき色に咲ける撫子」という句があります。
これに自分の句を付けてひとつの情景を表現するのが附合※です。
芭蕉はこれに下のような句をつけました。その場で思いついたのか、使うため用意していたのかは分かりませんが、このような艶っぽい句を作る芭蕉はやはりただ者ではありません。


※連歌,俳諧の用語。 (1) 連歌、俳諧で、五・七・五の長句に対して七・七の短句を、または七・七の短句に対して五・七・五の長句を付け合せること。またはそのようにして付け合された二句一組のこと。(ブリタニカ国際大百科事典)

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