三遊亭圓朝『士族の商法』
三遊亭圓朝『士族の商法』です。
圓朝は幕末から明治に活躍した落語家で三遊派の大名跡であり、また落語中興の祖として有名です。二葉亭四迷が『浮雲』を書く際に圓朝の落語口述筆記を参考にしたとされ、明治の言文一致運動にも大きな影響を及ぼしたともいわれています。(以上ウィキペディア)
さて『士族の商法』は、食えなくなった武家が汁粉屋を始めるというお話で、圓朝自身が実際に経験した事を噺にしています。時代は明治に変っても武士は武士、町人は町人でどちらがお客か分からないやりとりが絶妙です。
余談ですが明治になっていろいろな新しいお店が登場しましたが一番多かったのは汁粉屋、団子屋、炭焼き屋(焼き鳥屋?)に古道具屋だったそうです。
※口述を文章にすると読む気がしませんが、落語は話にリズムがあり耳で聞くように読めます。
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