本屋さんにはない昔の作家の埋もれた作品や、気に入った言葉を集めたものを 手キン(アナログの印刷機)で印刷して小さな本を作っています。
2018年12月8日土曜日
宇野千代『夜』
『夜』宇野千代
「夜」は現代短編小説全集(大正14年・文芸日本社発行)より選びました。宇野千代さんについてはよく知りませんが、恋多き女性だったようですね。「夜」は男女の話ではありません。飲んだくれの父親が帰ってこない。夜更けに母と娘は寝床に入る。土間の戸には燕のために丸い穴が空けてある。今夜は月夜らしい。丸い穴から光が差し込んでくる。父はどこへ行ったのだろう。……そんな話です。
※表紙は障子をイメージしてつくりました。
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