本屋さんにはない昔の作家の埋もれた作品や、気に入った言葉を集めたものを 手キン(アナログの印刷機)で印刷して小さな本を作っています。
2015年5月8日金曜日
『老人』リルケ 森鷗外訳
森鷗外訳の『老人』です。ドイツの詩人リルケの小説を鷗外が翻訳し大正2(1913年)に『帝国文学』に掲載されました。約100年前のことです。
毎日決まった時間に公園の同じベンチにやってくる老人たちの様子を淡々と描写したものでストーリーらしきものはありませんが、最後の小さなエピソードが少し心を温かくしてくれます。今日もどこかの町の公園で同じようなことが行われているのかも知れません。
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